告白 1&2‐synchronize love‐


店のロゴ入りの小さな紙袋を見ていると、ヒカルがあたしの腕に絡みついてきた。


「美緒が彼氏にプレゼントかあ~」

「………変、かな?」

「何で? 変じゃないよ~。そうじゃなくって、時の流れを感じちゃうなぁって」

「まあ、ね。ヒカルだって、色々また誘われてるんじゃないの?」

「んー、でも予定入ってるからね」

「え。新しい男?」

「ちがーう! 学校の友だちたちと!」


なんてヒカルは反論していたけれど、『友だちたち』の中にはきっとヒカル目当ての男もいたりするんだろう。

もう彼女がどんなに簡単に交際を始めようが、どんなダメ男と付き合おうが、あたしは何も言わないつもりだ。

ヒカルはもう結城さんのことで、本物の恋を知っているはずだから。


「美緒って手袋しないよねぇ。寒くないの?」

「えっ? ああ…」


不意に尋ねられ、あたしは自分の冷えた手を見た。

ヒカルはモコモコとした白い手袋をしていて、その両手であたしの手を温めるように挟んでくれた。