どうやら、というかなんとなくわかっていたけれど、あたしはハルカさんに嫌われているらしい。
「あ、コラ! ハルカ! …もう、ホントにワガママな奴でごめんね? 近いうちちゃんと謝らせるから」
「いえ…あたしは別にいいんです」
「…二十四日にとは言わないけど、美緒ちゃん、アイツに会ってやってくれないかな」
「恭一…ですか?」
「うん。このままだとバンド辞めちゃうんじゃないかってくらい沈んでるんだ。…キミならなんとかできるんじゃないかと思って」
「あたしが? あたしは避けられてるんですよ?」
「ああ、そうだっけ。…まあ、あのバカにも色々事情があるんだよ」
ミッキーさんは笑顔をちょっと暗くして呟いた。
元気がないのは、恭一だけじゃなさそうだ。
「ライブはまだあるし、今度は別の日の持ってくるよ。考えておいてね」
「…はい」
「じゃあまた」
ミッキーさんは人好きのする笑顔を見せ、ハルカさんの後を追っていった。
彼らはこれから、恭一に会いに行くんだろうか。
「…ごめん三上くん。行こうか」
「うん。…でも、ちょっと待ってて」
そう言って彼はミッキーさんを追いかけていった。


