告白 1&2‐synchronize love‐

――
―――――




ヒカルは最近元気がない。

バイトの先輩、結城さんが辞めてしまったからだ。

結城さんはヒカルが好きで、彼女もまんざらじゃなかったようだけど、結局結城さんが最後に告白しても、二人は恋人同士にはなれなかった。

ヒカルが本気の恋を目の前にして、臆病になってしまったから。

バイト中、ヒカルはカウンターの中でタバコを棚に補充していたのに、いつの間にかその手を止めて、あらぬ方向をぼーっとした目で見ている。


「ヒカル」

「…んー?」

「ヒカルさあ、彼氏にプレゼントって何あげてた?」

「………クリスマス…」


ぼそりと呟いて、また彼女は心をどこかに飛ばしてしまった。

だめだ。今日はまったく仕事になりそうにない。


「三上くんにあげるプレゼント選ぶの、付き合ってくれない? ヒカルが好きなカフェのケーキ、おごるから」

「ケーキ…」

「そう。ケーキ」

「…………いいよ」


ぼーっとしたまま答えるヒカル。

プレゼント選びはぜひ協力してほしいけど、それは口実でもある。

街に連れ出して、ヒカルをなんとか元気づけてあげたかった。