告白 1&2‐synchronize love‐


少し冷たい、彼の唇がゆっくりと離れる。

なぜだろう。

短いキスの最中も、胸は高まるよりも落ち着いていった。

毛布にくるまれるような心地よさ、安心感。

付き合って1ヶ月と少し…。

甘い空気が欲しいわけじゃないけれど、三上くんはどう感じているのかな。


「…何か、訊きたいコトがあるんじゃないの?」


顔を10㎝ほど離したところで止まった彼は、あたしの目を真っ直ぐに見つめて言った。

奥二重の切れ長な瞳に、あたしの顔が映っている。

至近距離で見る、彼の少し神経質そうな顔立ちを、誰かに似ていると感じた。


「家族のことより…、何か気になってるコトがあるんでしょ」

「なんで…」


三上くんには伝わっちゃうんだろう。

あたしはヒカルみたいに、気持ちがはっきり表情に出るタイプじゃない。

どちらかといえば変化に乏しい方で、だからこそキツそうだとか冷めていると誤解も受けやすかった。

なのに三上くんは、わかりにくいはずのあたしの心を、的確に読み取ってくれる。


「俺は何か、キミを不安にさせてる?」