告白 1&2‐synchronize love‐


通されたリビングはまた広く、アンティーク調のフロアライトの下、窓側には大きなソファー、逆サイドにはオープンキッチンにダイニングテーブル。

派手な装飾はないけれど、至るところに飾られた花や観葉植物が、充分に部屋を明るく柔らかに演出していた。


「座ってて。いま用意するから」


鞄をソファーの横に置いて、三上くんはグランパとキッチンに立つ。

あたしは窓際の白い革張りソファーに座ろうとして、先客に気づき動きを止めた。

今度は猫だった。

青みがかった灰色…いや銀色だろうか。

不思議な毛色の猫がソファーの上で丸くなっていて、あたしに気づき顔を上げた。

エメラルドグリーンの瞳と目が合って、その美しさにため息がもれる。

しっとりと艶やかに光る毛、ふっくらした口元。

気品がその小さな体から溢れ出していて、性別はわからないけれどお姫さまみたいだと思った。

静かに横に座り、観察する。

お姫さまも警戒しているのか、じっとあたしを見上げてくる。

しばらく見つめ合ってから、そろそろとしなやかな体に手を伸ばしたら、お姫さまはぷいと顔を背けて、一人掛けのソファーに軽やかにジャンプして離れていってしまった。