告白 1&2‐synchronize love‐

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三上くんの家は学校とあたしの家のちょうど中間くらいにある。

歩いて通学できる距離でうらやましい。

朝のあのすし詰め状態のバスに乗らずにすむんだから。

学校帰りに初めて三上くんの家に寄った。

真っ白な外壁の欧風な家で、建物自体は三階建てで普通より少し大きいなと感じるくらいなんだけど、レンガ造りの門から家までの庭がかなり広かった。

きっと飼っている犬を遊ばせるための庭なんだろう。

芝生が全体に広がっていて、塀のそばに立つ木々から落ちた葉がうっすらと絨毯を作っていた。

それから庭の奥にビニールハウスが見える。

温室、かな。


「三上くん。温室あるの?」

「ああ、アレ? 父さんの趣味…ってゆーか、仕事でね。植物の研究をしてるんだ」

「へぇー」


植物学者ってことか。

三上くんは前にそのお父さんの研究室によく行くって言っていたけど、そういう道に進むのかな。

前に立ち、リースが飾られた玄関の戸を開く三上くんの背中を、あたしは眩しく感じた。