後ろのドアから手を振るユウナ先輩。
クラスの女子は皆一斉に彼女を見た。
みんな…目がこわいよ。
「ユウナ先輩、どうしたの?」
「パパノのCD、全部焼いたからあげようと思って。全部って言ってもそんな出してないんだけどさ」
「わざわざ焼いてくれたんですか?」
「うん。好きだって言ってたから。あたしも大好きだし、なんかうれしくて」
照れたように笑いながら、先輩はCDをくれた。
美人だし、キツく見えるけど優しい人なんだよね。
この人とコータ先輩が本当にそういう関係なら、あたしはすごくうれしい。
二人ともいい人で、お世話になったし、感謝してるし…好きだから。
「ユウナ先輩、コータ先輩と仲直りできたの?」
「え…えぇっ?」
白い頬が瞬時に赤く染まる。
この人のイイところは、色んな意味で正直なとこだと思う。
長いまつげを伏せて、わりと背の高い先輩がモジモジしだすと、たまらなく可愛く見えた。


