告白 1&2‐synchronize love‐





それからどれくらい経っただろう。

あたしがその場から動くこともできず、ただ原チャが去っていった方の道路を呆然と見ていると、不意に携帯電話が鳴りだした。

家からかと思ったけど、流れたのはメールの受信音。


『おつかれさま。
 もう家には着いた?
         三上』


ああ…

きっと三上くんの第三の目は、千里眼かなにかなんだろう。

タイミングが良すぎるよ。

心があなたに、寄りかかりたいと訴えてしまう。

あたしは震える指で三上くんの番号を呼び出し、通話ボタンを押した。


『…酒井さん?』


コール2回で出た声は、いつもと同じ落ち着いた響きであたしの耳に流れ込む。

泣きそうになったけれど、星も見えないただの黒い空を見上げ、こらえた。


『どうしたの?』

「ん…ちょっと、三上くんの声が聞きたくなって」

『…無事に家に着いた?』

「ううん…まだ。帰ってる途中」


そう答えると、電話の向こうで物音がした。

ガサガサとか、ガタンとか。