告白 1&2‐synchronize love‐


殴られるたび、恭一のくだらないコトばかり喋る口から血が飛ぶ。

殴られるたび、ハルカさんの高く通った鼻から血が流れる。


「っざけんなコラァ!!」

「どっちが!!」


動けなかった。

この二人、男同士のように本気で殴り合い、怒鳴り合っている。

なにコレ…

ハルカさんは女の人なのに、恭一の拳に迷いは見られない。

ハルカさんもハルカさんで、人を殴ることには慣れているような身のこなしだ。

まさか普段からこんなコトをしているんだろうか?

理解できない。

こわい。

震えることさえできずに立ち尽くしていると、ハルカさんに膝蹴りをくらった恭一がアスファルトに倒れ込んだ。

ひどく咳こみながらも立ち上がろうとする姿に、金縛りにあったようになっていたあたしの体は、ようやく反応することができた。


「や…やめて!!」


声を振り絞って叫んでも、気が高ぶっている二人を止めることはできない。

一瞬頭を白くしかけたけど、すぐに思考を切り替えて、辺りを見回した。