告白 1&2‐synchronize love‐


口の端が変色したハルカさんの、どこか歪んだような笑みに恐怖を感じた。

ホントのコトってなに?


「まだ…何かあるの?」


恭一の手を小さく引く。

嫌な予感がした。

聞きたくない。
でも気になる。

聞くならハルカさんからじゃなくて、恭一の口から聞きたかった。

でもやっぱり恭一は、石みたいに固まったまま。


「あるよ、大アリさ。そこの腑抜けの代わりに、ぜんぶ話してあげるよ」


ハルカさんはタバコをアスファルトに落とし、ブーツの底で踏みつけた。


「どこから話そうか。長くなるけど、高校の時から話そうか?」

「……めろ、ハルカ」

「バンド立ち上げ前からにする? それとも後から? どっちにしたってキミは…」

「ハルカっ!!!!」


恭一が再びハルカさんに殴りかかる。

けど今度はちゃんと身構えていたハルカさんは、拳を受けても倒れることなく、恭一を殴り返した。

そこからは、ただの殴り合い。

二人が発する言葉に意味なんかなく、怒りをそのまま暴力でぶつけ合っていた。