告白 1&2‐synchronize love‐


今度こそ、あたしは叫ぶ声も失った。

ハルカさんの綺麗すぎる顔が歪み、吹き飛ばされる。


「ありえねーのはお前だ!! いま誰に手ェ上げようとしたッ!?」


夜道に響く怒鳴り声。

恭一は目を血走らせ、倒れたハルカさんに近づいていく。


「言ってみろコラ!! こっちこそ一発じゃすまねえぞッ」

「…っかじゃないの? 逆ギレ?」

「んだとォ?」

「誰が一番ムカついてると思ってんの? 誰が一番迷惑してると思ってんの?」


ハルカさんは血の混ざった唾を地面に吐き出した。

よろけながら、細い足で立ち上がる。


「腑抜けたヤツに足引っ張られて、せっかくのチャンスが消えそうになってんだよ。ミッキーは優しいから何も言わないけど、それに甘えられちゃ困るんだよ」

「あいつは…」

「ミッキーは理解してくれてるとか、ふざけたコトは言わないでほしいね。そりゃ仲間だもん。協力しようと思ったよ。いや、協力したいと思った。でも状況が状況だし、だいたい最初の約束とちがうじゃない」


ハルカさんは疲れたように、そして自分を落ち着けようとするようにタバコに火をつけた。

闇に息と紫煙とが混ざって流れる。