告白 1&2‐synchronize love‐


ハルカさんはぐっと眉を寄せる。


「……後ろの彼、だれ?」

「…彼氏、です」


最近三上くんを『彼氏』だと紹介することに、ようやく慣れてきた。

三上くんがあたしを『彼女』だと紹介する場面は…はたしてあるんだろうか。

ハルカさんは三上くんとあたしを交互に見て、なぜかくわえていたタバコを噛み潰し…

そしてそれをあろうことか素手で握り潰した。


「あんのバカ…っ」


ギリギリという歯がみの音が聞こえてきそう。

あたしはその美女の形相に一歩退いた。


「あったまきた! 一発殴るっ」

「…えぇっ!?」

「人のこと殴っておきながら…っ」


クソっ!

なんて汚い言葉を吐いて、ハルカさんはきびすを返し大股で去って行ってしまった。


「いまの誰?」

「え…あ、恭一のバンド仲間」

「ふうん…」


三上くんは興味がなさそうに相づちを打つ。

あたしはしばらく彼と、姿勢の良い美女の背中を見送っていた。





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