告白 1&2‐synchronize love‐


「あいつ、何しでかすかわかんないから。あたしのコトも、調べ上げたりしてたし…」


三上くんの家くらいなら、とっくに調べてあるかもと言おうとした時。

門の前に見覚えのある姿を見つけた。

スラリとした長身、ゆるく巻いた長い髪、サングラスが大きく見えてしまう小顔…

強烈美人のハルカさんだった。


「ハァイ。おひさしぶり」


ハルカさんはあたしに気づいて、ツカツカと近づいてきた。

レザーコートに黒のロングブーツ。

相変わらずモデルみたいだ。


「何の用ですか」

「あたしがアナタに会いに来る理由なんて、一つしかないと思うけど?」

「…恭一がどうかしたんですか」


ハルカさんはサングラスを外してあたしを睨んだ。

この人は、目を隠さない方が迫力がある。


「アナタ、あいつに何言ったの?」

「……は?」


何のことかと眉をひそめると、彼女はイライラした様子で煙草を取り出し火をつけた。