告白 1&2‐synchronize love‐

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あたしに彼氏ができたという事実は、だいたい三日くらいで学校全体に広まったらしい。

ユリたちは「なぜコータ先輩はダメで三上くんはOKなの?」と、失礼なことを言っていた。

まあ彼は物静かで目立たないし、意外と綺麗な顔してることも、あたしくらいしか知らないだろうから。

クラスメートたちはそんな感じで皆、特に大きな反応を示しはしなかった。


「次はクラスの男だって」


そんな陰口はちらほら聞こえたりしたけど、陰湿な嫌がらせなどはピタリと止んだ。

こっそりそれに安心したあたし。

三上くんにも迷惑が及ぶんじゃと、少し心配していたから。

それからユウナ先輩は…


「コレ。前に言ってたCD。返すのはいつでもいいから」


ある朝、わざわざ1年のクラスに来てくれた先輩。

ジャケットが手書きイラストのCDを三枚受け取り、それを眺めていたあたしに、先輩は耳打ちしてきた。


「彼氏できたんだって?」

「…はあ」