告白 1&2‐synchronize love‐


「ちょっとォっ!! どゆことっ!? 俺ぜんっぜん聞いてないんだケドッ」

「言ってないもん。…ってゆーか、付き合いはじめたの今日だし」

「なんでなんでっ!? アイツから告ったの? まさか美緒ちゃんからじゃないよね!?」

「あーもうウルサイ! もう放して」

「ヤダっ!! ねぇ、付き合ってるとか嘘だよね? ってゆーか嘘じゃないとダメっ」


恭一は必死な様子であたしに訴えかけてくる。

なぜか、無性に腹が立ってきた。


「なにソレ、意味わかんない。あたしに彼氏ができたら、アンタに不都合でもあるわけ?」

「あるよっ! 俺がサミシイっ!!」


そのふざけたセリフに反し、恭一の顔は真剣だった。

それが余計にムカついて、あたしは気づいた時、恭一の腹を膝で蹴り上げていた。


「ふざけんな! ここに来る暇があるなら、アンタがやるべきコトをやんなさいよ!」


そう叫んで、腹を押さえる恭一を残し、あたしは店に駆け込んだ。