告白 1&2‐synchronize love‐

「だからね、深田さんとは切り離して、三上くんのことだけで考えないと。せっかく告白してくれたんだからー」


告白って、すごい勇気がいることなんだからさー。

そうヒカルに言われても、告白した経験がないあたしにはよくわからない。

ああ…でも、恭一にあたしが告白することを想像したら、ちょっと手が震えた。


「美緒はさ、もうわかってるんだよね」

「…なにが?」

「深田さんへの気持ちは、忘れなきゃいけないって」

「………」

「あたしは美緒の味方だよ? 美緒の恋は応援してあげたいと思う。…でも、深田さんとは結婚できないだろうし、子どもだって、」

「…ヒカル、話を飛躍させすぎ」

「わかってるけど、そういうコトでしょ? 美緒がそれで幸せになれるとは、思えないよ…」


言っているヒカルが、あたしより痛そうな顔をしていた。