告白 1&2‐synchronize love‐


あたしがぼんやり三上くんの顔を見つめていると、相手はわざとらしく咳払いした。


「酒井さん」

「…え?」

「考えておいてね、俺と付き合うこと」

「うん。……………はっ!?」


なに?

いま三上くん、なんて言った?

聞き間違いかと彼を凝視すると、三上くんは小さなため息をついた。


「大丈夫? 酒井さんて、なんか見た目と中身が違うよね」

「そんなこと言われたコトないけど……ってゆーか、冗談?」

「…ほんと、イイ性格してるよ」


三上くんは苦笑して、お弁当とボトルを拾い上げた。


「酒井さんのこと、好きだから」

「え……」

「キミが苦しんでるなら、力になりたいと思ってね」


冷たい風に、彼の柔らかそうな黒い髪が揺れる。

冷たい印象の瞳が、柔らかな光をたたえてあたしを見る。


「ムリにとは言わないよ。このままでも別にいいんだ。ただ…酒井さんて、なんかほっとけない」


しっかりしてそうに見えるのにね。

そう笑って、三上くんは先に屋上を出ていった。