「なんか、自信なくなってくるなー…」
「自信?」
「うん。あたしが…あたしでいられる自信、かな」
自分でも、言ってることがよくわからないなと思った時、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
「…どの道を選んだとしても、キミ次第だよ」
そう言って、三上くんが立ち上がる。
手を伸ばしてくれたので、あたしもその意外に大きな手を借りて、立ち上がった。
「俺で良ければ力になるよ」
「チカラ?」
「別の人を好きになる、っていう道を選ぶならさ」
ブレザーを着て、メガネを外す三上くん。
…わァ。
整ってるなとは思ってたけど、三上くんて実はすごく、綺麗な顔立ちしてたんだ。
なんか、優等生のイメージが一気に消えて、男っぽい印象になる。
「考えておいて」
「…え? なにを?」
「…聞いてなかった?」
メガネを拭いてかけ直すと、また優等生に早変わり。
おもしろい…。


