告白 1&2‐synchronize love‐


あたしが生まれるより前の話しから、すべて恭一に聞いた。

お父さんが浮気をしてたとか、そういうことじゃないって、ちゃんとわかってる。

だから弁解なんかもいらない。

だって…あたしはお父さんを恨んでいるワケじゃないから。


「感謝してるから」

「……感謝?」

「うん。お父さんには感謝してる。だから、悩まないでいいよ」


恭一という人間を、生んでくれたことに。

あたしという人間を、生んでくれたことに。

覆しようのない事実を恨みはしたけど、気づいたの。

あたしと恭一は、兄妹じゃなければ…きっと出会っていなかった。

悲しいけど、それが事実。


「…じゃ、行ってきます」


あたしは立ち尽くすお父さんを残し、学校へと歩き出した。