告白 1&2‐synchronize love‐


ゴクリと麺を飲み込んで、恭一は器をのぞきこむようにして固まった。

気まずい沈黙が流れかけた時、薄っぺらい扉が勢いよく開かれた。


「…冷凍庫のアイス、食っていいぞ」


よく見ると意外に若く見える店長は、抑揚のない声で言って、また勢いよく扉を閉めていった。

あたしと恭一は、顔を見合わせる。


「美緒ちゃん、相当気に入られたねぇ」

「…あれで?」

「おやっさんがわざわざ厨房から出てきたんだよ? 俺はびっくりしたね」

「ふーん…そうなんだ」


悪い気はしない。

愛想はないけど、なんか好感が持てる店長だ。

大の大人に『かわいい』、なんて失礼だけど、そう思った。


「ねぇ美緒ちゃん。俺のコト、まだ嫌いになってない?」

「な、なによいきなり。…なってないケド」

「よかった。じゃあさ、これまで通り、仲よくしてくれる?」

「それって…兄妹としてってコト?」

「いやあ、すぐにそう思えって言ってもムリだろうからさ。あんまり意識しないでいいよ。俺はただちょっとでも、美緒ちゃんに俺を好きになってほしいってゆーか…」

さらに恭一が照れて顔を赤くする。

あたしは…胸が、張り裂けるかと思った。