告白 1&2‐synchronize love‐


恭一が黙ってしまったから、あたしは仕方なく座布団の上に座り、部屋を見回す。

黄ばんだ壁、カーテンは古っぽい。

でもきちんと掃除されてるみたい。

恭一は手慣れているようで、ちゃっちゃとうどんを2人分作ってテーブルに並べた。

ネギにタマゴにワカメ…美味しそう。


「さ。食べよっか」

「んん………」

「食べなきゃダメだよ。みんな心配してる。食べたくないかもしれないけど、とりあえず口に入れてみよう?」


わずかに垂れた瞳に、あたしのやつれ気味な顔が映っている。

仕方なく、割り箸を割った。


「…いただきます」

「ゆっくりでいいよ。よく噛んでね?」


ほんとに一口だけのつもりで、うどんを食べた。
でも、予想外に美味しくて…

あたしは難なく飲み込めた。


「おいしい…」

「ほんとっ? よかったあ」


安心したと、ヘラっと笑って恭一も箸を割った。


「ごめんね美緒ちゃん。ごはん食べられなくなるくらい、キミを悩ませちゃって」

「…え?」

「そうだよねぇ。フツー悩むよね。俺、ちゃんと美緒ちゃんの気持ちを考えてなかったのかも。腹違いの兄貴がいるなんてイキナリ言われても、そりゃ困っちゃうよ」