告白 1&2‐synchronize love‐

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今日のバイトの相方はヒカルではなかった。

ヒカルだったらきっと、

「深田さんと仲直りしたんだねっ! よかった~!」


と、大喜びしただろう。

恭一と、どう話そうか考えながら、雑誌コーナーを整頓していると、横に客が立った。

そして、嗅いだことがある香水の香りが…


「こんばんは」


凛とした声。

横にいたのは強烈な、あの美女だった。


「…こんばんは」

「昨日はうちのバカがごめんなさい。彼氏、大丈夫だった?」


なんで…この人が謝るんだろう。

ちょっとイラっとした。


「あの人は彼氏じゃないですから」

「なんだ、そうなの? すごくお似合いに見えたのに」

「…なにか、あたしに用ですか」

「アイツのことよ。今日もあなたのとこに行ったんでしょ?」


ハルカさんは近くの雑誌を手に取り、興味なさそうにパラパラ開く。


「困るんだよね。いまあたしたち大事な時期だから、あなたにばかりかまけられると…ね」

「大事な…時期?」


ドキリとした。

どういう意味だ。