告白 1&2‐synchronize love‐





一騒動の後、あたしとコータ先輩は、恭一と別れた場所から少し離れたところにあった、客の少ないカフェにはいった。


「…痛みますか?」


前に座るコータ先輩に尋ねる。

先輩はあたしが濡らして渡したハンカチを、左頬に当てながら首を振る。


「たいしたことないよ」

「よかった…」

「…ごめんな。こわい思いさせちゃって」

「そんな。あたしこそ、ごめんなさい。先輩のこと巻き込んじゃって」

「巻き込んでもらえて、俺はうれしいからいいんだよ」


心からそう思っているような笑顔。

コータ先輩はほんとに優しい人だ。

顔だけじゃない。

だからあんなに人気があるんだな。


ウェイターが運んできたカップ。

あたしが温かなカフェオレに口をつけようとした時、コータ先輩が「イッ…!」とうめいた。


「っつ~…。そういや俺、口ん中切ってたんだ」

「大丈夫ですか…?」

「うん。コーヒー頼んだのは失敗だったなァ」


照れ笑いを浮かべる先輩に、あたしはぎこちなく笑い返す。

すると先輩は、急にマジメな顔をした。