告白 1&2‐synchronize love‐


いきなり何言ってるのこの人!


しかしコータ先輩は背中のあたしを振り返って、小さく舌を出した。

あ……そっか。

協力してくれるということか。


「彼氏って………、美緒ちゃんホント?」


あたしはコータ先輩の背中からちょっとだけ顔を出して、恭一を見た。

すごい、びっくりしてる。

ハルカさんは恭一の後ろで、黙ってタバコに火をつけていた。


「…ホントだよ。だからもう近づかないで。色々困るから」

「そういうコト。俺も美緒に、他の野郎が近づくの我慢できないから。こいつにちょっかい出すんじゃねーよ」


あたしはうっかり顔を赤くしかけた。


…コータ先輩、クサすぎ。


でもイケメンだからそんなセリフも似合っちゃうんだね。


「許さないよ」


恭一が、両手を握りしめて呟いた。

あたしとコータ先輩は顔を見合わせる。