告白 1&2‐synchronize love‐

守られてる?


そう感じるのに時間はかからなかった。

おととい、廊下ですれ違いざま、「うざいんだよブス」と言い放った顔も知らない生徒がいた。

その人はなぜか、何歩か歩いてあたしが振り返った時、転んでパンツが丸見えになっていた。

それから、昼休みにあたしを『三股女』と中傷するビラが、校内の掲示板のあちこちにはられたとき。

あたしが騒ぎを聞きつけて見に行く頃には、ビラはすべて綺麗に取り除かれていた。

その他にも色々あった。

最初は偶然かと思ったけど、でもあまりにも不自然で。

証拠に三日もすれば、あたしへの嫌がらせ、悪口などは激減していた。

でも、

完全になくなったわけじゃなく、あまり表に出なくなっただけ。

今日はあたしが10分休憩で一人になったところで、五人の上級生がぐるりと囲んできた。

そのままトイレに連れ込まれそうになったのを、助けてくれたのは同じクラスの男子たちだった。

上級生を追っ払ってくれた彼らが、気づかうように顔をのぞき込んでくる。


「酒井、大丈夫か?」

「うん。…ありがとう」

「女っつーのは集団になるとこえーよなァ」


背の高い三人の男子がまったくだと頷き合って、教室に戻ろうとするのをあたしは止めた。


「待って。聞きたいことがあるんだけど」