告白 1&2‐synchronize love‐

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ここ三日間、『優等生の抜け道』はフル活用。

おかげであたしはなんとか、恭一と顔を合わせずにすんでいた。

本当に三上くんには助けられている。

それからもう一人、お礼を言わなければならない友人がいる。

お礼というか謝罪か。


『ねぇ~…昨日も来てたよ、深田さん』


昼休み、ヒカルから電話がかかってきた。

人気のない場所を探して移動し、校舎横の花壇に腰かけた。


「それで?」

『それで? じゃないよ~! あたし黙ってるとかムリ!』

「ヒカル…」

『だって、深田さんすごい必死なんだもん~。かわいそうだよォ』


なにが可哀想だ。

この前まで、恭一に怒ってたくせに。

まったく、ヒカルは情に流されやすい。


「余計なコト、話してないだろうね?」

『話してないけど、ムシもできないからほんと困るんだよ~』


だめだこれは。

ヒカルの弱っている情けない表情が目に浮かぶ。