君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜



先生と別れてから、あたしと侑希は部室へカバンを取りに行った。

「あっ!龍心先輩!」

部室棟の前で、龍心が待っていてくれた。

龍心を見つけて走り出す侑希。

本当に怪我したの?(笑)

「おー、侑希、大丈夫か?」

「全然大丈夫っすよ、これぐらい」

「心奈のこと守ってくれてありがとな?」

「先輩、めちゃくちゃかっこいいっす」

「侑希くん、ちょっと今の発言怖い」

「侑希は本当に龍心大好きだよね〜」

あたしも二人に加わる。

「龍心、待っててくれてありがとう」

「別に。侑希に礼言わなきゃいけねぇしな」

龍心が別にって言う時は、照れてる時なんだよね。

あたしのために待っていてくれたって思うと、すっごく嬉しかった。