君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜


「あれ?愛理?」

侑希の視線の先には、花を持ってこちらに歩いてくる愛理が居た。

「ほんとだ!あーいりー!!!」

あたしは大きな声で愛理を呼んだ。

「あれ?心奈に侑希に先生じゃん。
こんなとこで何やってんの?」

「部活の前に侑希があたしをかばって怪我しちゃって、先生に病院連れてきてもらったの」

「ほーほー、へーへー、やるねぇ〜、梅本くん」

にやにやしながら侑希を見る愛理。

「なっ!なんだよ!」

なぜか顔を赤くする侑希。

「別に〜?」

「愛理はどうしたんだ?見舞いか?」

「はい。彼氏が昨日事故にあっちゃって。」

「事故!?大丈夫なのか?」

「大したことないらしいんですけど、しばらく入院になっちゃったんです」