君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜

「二人とも、そろそろ食べ終わらないと遅刻するわよ?」

お母さんにそう言われて、時計を見ると電車の時間まで30分をきっていた。

「やべ!急げ、心奈!」

「あっ、うん!って、なんで龍心も?
2年生って午後からじゃないの?」

「生徒会は入学式に参加しなきゃなんねぇーの!」

「なるほど」

てか、龍心生徒会入ってたのね。

そんなこと一言も言ってなかったじゃん。

なんてことを考えながら、急いで支度をした。

「よし!」

洗面所で身だしなみをチェックして、最後にくしで髪を整えて、玄関で待つ龍心の元に走った。