君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜


龍心side

部活に見学に来て以来、侑希とは仲良くなった。

中学の時、俺の試合見て一緒にバスケやってみたいって思ってくれていたらしい。

朝、駅から学校に歩いている途中、よく会うから、侑希も一緒に行くことが増えた。

「それでさ〜」

よくしゃべるのは侑希とりこちゃん。

この二人朝から元気だよな〜。

そう思っていると、

「わっ!」

隣で歩いていた心奈が段差で転びそうになった。

助けようと思って、心奈の腕を引っ張ろうとしたら、

「あぶなっ「危ない!」

俺の声を遮って心奈を助けたのは、侑希だった。

心奈の肩を抱いて、支えていた。

引いていた自転車を投げ捨てて。

すげぇ反射神経。

隣に居た俺よりも早かった。