君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜


「あっ!龍心先輩〜!啓介先輩〜!心奈〜!夏澄〜!りこ〜!」

次の日の朝。

いつものように5人で登校しているあたしたちを呼ぶ声が聞こえた。

振り返ると、自転車に乗っている侑希だった。

「侑希、自転車通学なの?」

「おう!家から自転車で10分なんだ〜♪」

侑希は自転車から降りて、あたしたちと一緒に歩き出した。

「近くていいなぁ〜」

「遠いの?」

「電車で20分だよ」

「大変っすね〜」

そんな会話をしながら、学校に向かった。