君色のこころ〜1番近くて1番遠い〜

龍心side


「あー、なんで新学期早々こんなことやんなきゃいけねぇーんだよ」

「まあまあ♪後輩たちの目の保養にもなるし、一石二鳥じゃん♪」

心奈たちと別れて生徒会室に行った俺に待っていたのは、在校生代表の挨拶だった。

どうやら、生徒会長が胃腸風邪になってしまったらしい。

そして、なぜかわからないが俺が生徒会長代理として挨拶することになった。

こういう事って普通、副生徒会長の仕事だよな?

「啓介、代われ」

「やだね〜、龍心が頼まれたんだし」

だから生徒会とか入りたくなかったんだよな〜。

体育館に行く途中、そんな会話をしながら挨拶の文章に目を通していると、

「あっ、夏澄たち発見」

反対側の渡り廊下を歩いている心奈たちを、啓介が見つけた。