お風呂に上がった後、私はベランダに出て風にあたっていた。
朝は雨が降っていたのに、今は止んで星がキラキラと輝いて光っている。
これから私はどうしたらいいだろうか?
翔がいる限り私は壊れないでいようと思っているけど、翔はいずれ私の元から離れて行く。
翔の兄、夏樹が居た。
夏樹なら翔を託しても大丈夫だと思う。
いや、いずれ夏樹に翔を引き取ってもらわなきゃ。だって、せっかく家族に会えたのに、別々に住むって可笑しいじゃん。一緒に住まなくてどーすんだってね?笑
私には誰もいない。
誰も心配してくれる親も親戚も友達も仲間も誰一人いないから。
ねぇ、神様はなんでこんなに意地悪なの?ねぇ、私は必要な人間なのだろうか?


