あれから翔に、早めに迎えに行くと連絡して学校を後にした。


______…


楓「やっほー、翔。
今日は用事もないから早めに来ちゃった」

翔「別にいいけど学校で何かあったの?」

楓「なんにもないよ。
大丈夫。翔は何の心配もしなくていいんだから、ね?」

翔「ねぇ、楓。
僕は…僕は楓が悩んでる時に役に立つことはできないの?」

楓「そんな事ないよ。
翔がいてくれるだけで、私はポジティブになれるんだよ?翔は私にとって一番必要だから、ね!」


もし今ここで翔が私の前から消えてしまったら多分私はもう、笑えなくなるかもしれない。だって、今の生きる意味は翔がいるから。彼らに会うというよりも今は翔の方が大切でしかない。

ねぇ、翔?
翔も私の前からいなくなってしまうのだろうか……。