母方の祖父母を殺してしまった日の天気は雨。

彼らを裏切った日も雨。

彼らの元を離れた日も雨。

死のうとした日もパラパラと雨が降っていた。



だから、雨は嫌い。
でも、晴れは私には似合わない。だって、悪の私に晴れ(良)は眩しすぎるんだ。
曇りは心までも陰ってしまうから好きではない。雨は私の過去を洗い流してくれそうだから好きなんだ…。


翔「楓!もー時間少しおしてるよ!」

楓「うわっ!ごめんごめん。
直ぐにご飯用意するから先着替えてて!」

翔「分かった!
それにしても、楓ってのんびり屋さんだね〜笑」

楓「そう?まぁ、いいや。
ちゃんと着替えてからリビングにおいでよ」

翔「はーい」