箱の中身を黙々と片付けブックトラックへと並べ終わると香神主任の指示に従いそのまま作業を中断したまま別の部屋へと移動するため作業室を後にひたすら香神主任の後に続く先に木目の形をしたメルヘンなある突き当たりに“大きな古時計”へとたどり着いた。



「うわー!!


だいぶ“大きな古時計”ですね!!」



大人の背丈を超す程の不思議な古い置き時計を見上げて香神さんに尋ねた。


「最初はみんな驚かされるよ!!

ここを創立した最初の館長の発想だとか‥!!

時計は本物だけどね‥。」