「とにかく持ち場に戻って下さい!! それから無言で手をあげてくれたら見に行ってこちらから指導するので持ち場以外からはなれないように!!!」 突き放すような怒りを露わににする香神主任……。 その恐怖に慌てた私は「はい!!!」と一礼してとにかく無心で作業に励んだのだった。 ―――この出来事を境にか香神主任は私から十分な距離をとり話すようになったのである。