―――なんて繊細な人なんだろう……。 そんな温かさが伝わってきてなんだか不思議な気分になった。 「大切に扱います!! 私…!!!」 目を潤ませ決意を新たに燃やし私は二つの本に目を落とす。 たくさんの所蔵されてる本の中からどーいった経緯で借りられたかわからないこの本達…。 でもそこには…その本一冊に込められた秘めたる何かが込められていた。