香神主任が私を手招いた空間は…まさに子供の聖地〈サンクチュアリ〉――大人にとっても楽園だった。


「まあ図書館によって違うけど…ここは作者別の五十音順別で整理されている。」


「作者別の五十音順別……ですか??」


子供の手の届く高さくらいの棚にきちんと整理されているのを確認しながら感嘆をつく‥。



「一応いっておくけど‥司書の資格とったり勉強してるんだから知ってるものとしていうけど‥絵を書いている人が絵本の作者さんだからそこ間違えないように!!」