図書館のカガミ



「おはようございます。


分からない事がございましたらお呼び下さい。」



親切かつ丁寧に1番の番号札を持った利用者の方に笑顔で振る舞うと一礼して近くの雑誌が置いてある棚を整理しながら周囲に目を配らせていた。



「白雪君には集めた整理券を持って入り口にいってもらい…再び並んでるご利用者に今日…図書館のご利用メニューを聞いてきて下さい。」


「ご利用メニュー?」


香神主任の言葉に目を丸くして問いかけたのなんか気にも止めずバインダーと厚紙の冊子を無理矢理渡された。