図書館のカガミ

スピーディーで尚且つ繊細なまるでダンスのように山積みにされた本はイケメン達の手によって本棚に片付けられていった。



そんな姿についうっとりと魅せられながら作業をしている背中に突き刺さる痛い視線の矢がえぐるように浴びせられてくる。



「白雪君…！

初日だからといって もなるべく作業に集中しなさい！！！」

その視線の先の人物はゆっくり私の背後にきて耳元でこっそりと呟き私の横にくると下の新聞の束から幾つか抜き取り手際良く新聞と広告をまるでマジックのように抜き取り選別していった。