「うわあ…☆」 声にならない声で感嘆をもらしていたら目の前にかさばる新聞の束をドサッとおかれた。 「ひとまずこの新聞の束から広告を抜き取り分別よろしく…! 朝から元気いっぱいの笑顔をテンション振りまく明るいイケメン男性に言われた通り総合カウンターの端で地味に新聞と広告を分別しながら周囲の様子を伺う。 みんなそれぞれの持ち場があるのか…集められた本を手際良くしなやかな手つきで本棚へと片付けてゆく黙々とした作業…。