「もうかなりの有名人だよ…!!」 クスクスと高い声を弾ませた幼い顔の青年にからかわれて頬を赤く染めた。 「――とにかく初日から…派手な出勤で登場したんだからせいぜい俺達の邪魔にならない事を期待したいよ…!!」 また1人いかつい形相でさらりと嫌みをいった綺麗な横顔を目でおい「すみません…。」と謝った。 「さあ…。 自己紹介は後にしてさっさと開館準備を取りかかろう。」 「はい…!!」 一斉にその場にいた者が香神主任の言葉に従い急ぎ自分の持ち場へと散っていく…。