図書館のカガミ



ビックリして目を見開いた私の瞳の中に飛び込んできたその人は先程の……。



「「香神主任…!!!」」



慌てて飛び起きた私にその場にいた全員が一瞬たじろいだ。


「あっ……。

あのっ………!!」


近くにつんであった本がその衝動でグラっと揺れた。


その一瞬…その揺れに気付いた香神主任は静かに本に手を置き顔色を変えずに話かけた。