足音が勇ましく目前で止まった。 「――その絵本…。 どこに持って行くの?ってそこに立つ綺麗なお嬢さんが言ってるよー!」 「えっ????」 私以外に女子いたかしら???? 想定外の事に周りを キョロキョロしてみるけれど私の左右に女子どころか生き物の影すらなしなのに……そのイケメン男性は私の右隣を見ながらまた会話を続けていた。 「その絵本………。 君のだったんだー!」 なんてすっごい優しい眼差しで見えない誰かになげかけていたのに思わず身震いした。