「――――ま‥‥‥!!」 ……さか?? ホンモノ―――?? ‥って続けようとした所でいきなりグイッと‥本棚へとむりやり身を剥がされるように体勢を立て直されくるり‥回転させられた向こう側に立つ香神主任の姿に夢や幻ではなかったことを実感させられた。 「―――危ないから無理はしないように…。」 小声でそれだけ言い残したまま呆れた眼差しで無言の圧力…(――図書館ではおしずかに???)的な要素を眼力で投げかけられて静かに頭をさげた。