そう思わせるほど完璧なまでの書架整理に私はなかなか本を整理する事が出来ずにただみつめていた私の背後に黒い影包む。 ―――何っ………?? 本棚に移し出された影は足音や気配すら消すように突然背後にたち配架しようと振り上げていた私の手にゆるよると影が忍び寄る。 いやあ……もしかして……………!!! お化け??? 身体は硬直したまま微動だに私は出来ないというのに本棚に映る影は私がいれようかどうしようか迷っていた本の隙間を指でつくりそしてゆっくり私の手を押した。