「ち…違いますよー――!? ただ…怒賀さんも配架早いし仕事出来るのに香神さんに憧れてるんだなあーって思ったんですけど……………っ!!!」 作業室に入ってから前行く怒賀さんのご機嫌と誤解をとくように窺った。 「そりゃあ………!!! 香神さんの仕事ぶりは神域の世界だからなー!! 憧れなんてもんじゃないよ!! 畏敬の念ってところかなー!!」 空っぽのブックトラックを作業室に押し込み…また山のように本が乗っかったブックトラックを用意しながら淡々と語る怒賀さんの意外な言葉に驚いた。