表舞台である図書館にでた私達はそのままブックトラックを押して所定の場所を目指した。 「白雪さんのブックトラックは…児童用だから児童置き場まで案内するよ…。 置き方なんかもあるから!」 「はいっ!」 声を潜めて場所の確認の受け答えたあとただひたすらに黙々と閲覧している利用者の邪魔にならないよう十分に警戒してまず最初に怒賀さんのブックトラックを置く場所にたどり着いた。