図書館のカガミ



照屋さんの熱弁を間近に聞かされた怒賀さんは耳を塞ぎつつ迷惑そうに顔を歪めた。


「そうだね…。


香神さんから直に…読み聞かせの放送という指示がでたのなら尚更…もしものための一冊何か探しておいたほうがいいかもしれないね!」



意味あり気に福幸さんまで怒賀さんの助言に続き私はお弁当に残った最後のおかずを…ごくりと飲み込みその言葉の意味を探る。


「もしものための一冊?」



キョトンと首を横に傾け意味あり気な言葉を繰り返す私に3人とも無言で重くゆっくり頷いたその様子にただ事ではない不穏な空気を感じた。